いいなぁと思ったり、なんだかなぁと思ったり
先日のこと、うちのお店で、たまたま2組のお子さん連れのご家族が一緒になりました。
どちらも1歳未満のお子さんがお一人とお父さん、お母さん。
どちらのお子さんも乳と卵のアレルギーがあって、うちの店にいらっしゃったみたい。
パンを選ぶうちどちらともなくそういう話になって、
そして、どちらもお父さんが「ボクがアトピーで・・・」
そして話題が共通になり、お話に花が咲いているようでした。
うちの狭い小さなお店で、たまたま巡り合った人たちが、同じ悩みを共有できている。
これって、なんだかいいなあ。
ってなんとなく嬉しくなったんですよね。
私が夫のアトピーで悩んでた時は一緒にその話ができるような人はいなかったから。
だけど、ふと気がついたら、お父さんも子どもさんもアレルギーって、昔は家族4人の中にアレルギーの子が1人という感じだったけど、今や3人家族のうちに2人?
10年前はあまり聞かなかった小麦アレルギーの人もなんだか増えてる気がするし。
なんだかアレルギーって言ってる人が増えてる気がします。
お店の中で、ほほえましい光景にうれしくなったんだけど、よく考えたらよろこんでばかりもいられない!!と思えた午後でありました。
そもそも、うちのようなパン屋はいずれいつかはなくならなきゃならないよね。なくなるというか、特別でも珍しくもなくならなきゃいけない。
どこのパン屋さんのどのパンを食べても安全で、安心で。パン屋さんだけじゃない、どんなお店も企業も。そんな社会になればいいわけだから。
「農薬って何?化学合成添加物って何?昔ってそんなものを食べ物に入れてたの?こわーい!昔の人何考えてるの?毎日毒物食べてたの?」って未来の子孫たちは言うんだろうな。
そんな未来ができるだけ早く来るといいですねぇ。
<旬の野菜パンいろいろ>