アトピー体験から一冊の本と出会い、そして、玄米菜食を実践する、御蔭で元気になる
1. その体験で身を以てわかったこと
2. アトピーのときの食事
3. 楽楽のパンとは
はじめに
アトピーの原因はいろいろあると思いますし、特に個人差もあると思います。
ただし、根本的なところは食だと思います。
まずここをしっかり正しながら廻りの外的環境(ストレス ハウスダストなど)に対処することが早道だと思います。
その食養過程で卵や乳製品不使用で砂糖を極力少量とし(きび糖使用)天然酵母菌 旬の野菜や玄米など出来うる限り体にやさしく自然なものを使用した楽楽パンをたべて頂ければと思います。
1.私の体験で身を以て
わかったこと
私は2度アトピーになった。
今考えると、そこには何か意味があったように思う。
2度目のアトピーである一冊の本に出会った。
その本は「アトピーは病気ではない」赤峰勝人著である。
1年間食事指導のもと玄米菜食をして、そして元気になった。そこから、学んで気づいたことは、あるお百姓さんの気づき、なぜ食事指導でアトピーが治せるのか?
畑の原理=人の体=地球の環境 皆同じもの
それらが崩れると、アトピーという形で現れる。
全てのことに原因があって、結果がある。
どうしてアトピーになるの?
昔はアトピーという言葉はなかった。
境界線は昭和37年で、これ以降生まれた人にアトピーが圧倒的に多い。
その原因は①食品添加物、②農薬、化学肥料入りの野菜で、この命無き食品類を食べて成長してきたのである。
アトピーは公害病のように一部の地域や食品に限定されない。未だに原因がよくわからず、ダニやペット、ステロイド軟こうなど様々な原因が挙げられている。
エイズやアトピーも根っこは同じ。現代はガン、地球温暖化、放射能汚染、資源枯渇、犯罪の凶悪化など危機感は募るばかりで、このままで人類と地球は大丈夫? アトピーについては原因や療法に決定打が出ないのが現状であり、今では4人に1人が何らかのアレルギーである。
「アトピーは自然からのメッセージ」赤峰勝人著より引用
「太陽の光を源として、命のエネルギーは水や空気、大地、そしてすべての生き物たちの中をいろいろに形を変えながら、大きく大きく循環しているのだ。
大地に蒔いた種子はやがて芽をだし、土と水と空気と光に育てられ、葉を伸ばし、実を結ぶ。緑の植物は酸素を作りだし、人や虫や動物たちの食べ物となって、命を繋いでくれる。
人や動物たちの糞は発酵して堆肥となり、微生物に食べられて、再び土に返っていく。植物の体内を通過した水は葉から蒸散作用によって空中に出て、冷やされて雨になり、その雨は再び作物の命を育てる。土から生まれたものは土に返り、天から地へと降り注いだ水は地で暮らす命を潤し、やがて地から天へと返っていく。宇宙は命に満ち、命のエネルギーは次々にリレーされ、大宇宙を循環しているのだ。
気が付けば、この宇宙に自分のものなど何一つない。自分のものと思っていたこの肉体さえ、天からの借り物にすぎないではないか。今日、私を潤してくれた命の水は、宇宙を巡り、明日はあなたの命の水となる。私とあなた、私と鳥、私と虫、私とニンジンを分けるものは何もない。全ては同じものだ。この宇宙にあるものは全て同じ重さで存在している。何一つ特別なものも秀でたものもない。何か一つ、欠けてもいけない。この宇宙のすべてのものを一つにつないでいるのが、循環の輪だ。これが、全ての生き物を生かしてくれる大宇宙循環の法則だったのだ。」
答えは循環のなかに
「私たちが始めてしまった資本主義の物質文明は消費が美徳でした。消費することでますます文明が肥大する仕組みになっていたのです。けれど、消費するだけで循環していかない文明に先がないのは自明のことです。私たちの文明は失速し始めています。私たちの身の周りが化学物質で覆い尽くされようとしていることに、どうぞ目を向けてください。植物が光合成でこしらえたものは自然界の昆虫や微生物が食べて土に返してくれますが、化学合成されたもの(食品、衣類、建物など)を食べてくれる昆虫や微生物は今のところ存在しませんから、このままでは人の体の中も地球上もゴミの山になってしまいます。」
2.私の食養について
今から思うと一回目の時は、玄米菜食といっても一般的なお米や野菜で、食事の大切さについて踏み込んで理解できていなかったのも再発の要因だったかも知れません。
どうしたらいいのか・・・悩んでいたまさにその時、知人から『アトピーは自然からのメッセージ』という著書を紹介されたのが“なずな”赤峰さんとの出会いです。
その本に書かれていることに興味を持ち、なずな問答塾を訪問しました。
そして赤峰さんの話をじっくり聞かしてもらい、自分の今までを振り返って見ました。
元々妻が安心な食生活をと心掛けていたこともあり、もう一度根っこの部分からやり直そうと、なずな流玄米菜食に切り替える決意をしました。
そして2003年9月から3月の半年間週に一度食事メニュー(口に入れたもの全て)を赤峰さんに送り指導してもらいました。
それまでは、自分で料理することは全くと言っていいほどなく、ほうれん草:小松菜:春菊などをひとくくりで“草”と呼んでいた程、食には無知でした。そんな私でしたが妻や家族の支えのお陰で少しずつ自分でも料理をするようになりました。
朝は梅醤番茶のみで一日2食の生活が始まりました。玄米ごはん、味噌汁、野菜の炒め物が中心となりました。当初仕事の都合上外食の時もあり、その際はなずなの塩をふりかけ中和して気をゆるめて食べました。
また、可能な限り玄米おにぎり、たくあんを持ち歩きました。
その一例をご紹介すると朝は自家製梅干し入りの梅醤番茶、昼夜のメインは
ごま塩たっぷりの玄米ご飯に野菜具だくさんの味噌汁
その他は(小松菜の炒め物、青菜のおひたし、ひじきの煮物、小豆昆布かぼちゃ、旬の野菜のてんぷら、きんぴらごぼう、大根葉:人参葉のふりかけ、かぼちゃコロッケ、あじ子の塩焼き、レンコンハンバーグ、なずなの粉での手づくりうどん、ニラ納豆、とうふ田楽、人参ジュースなどなど)ほんの一例です。
我が家の人気は何と言ってもなずなの粉と塩と菜種油のみで揚げる旬の野菜のてんぷらです!野菜のうまみが味わえ絶品でした。
特別手を加えなくても皮ごとそのままで野菜本来のやさしい甘み、香り、うまみが味わえて、なずな流料理はシンプルで簡単で本当においしいです!!
あと私が食養中に特に気をつけたこと、実践したことを書き並べてみます
食事は最低30回よく噛むこと
必要に応じて断食する
生みそをご飯にひとさじのせて食べる(発酵食品をとるため)
肌のカサカサ解消のため塩味を効かせた野菜の油炒めを毎日一回食べる
よく歩き身体を動かし汗をかくこと
土に触れること
風呂ににがりを入れて風呂上りに左わきを冷やす
朝晩のどちらか、おなかのしこりを取るためにへその廻りを数か所右回りに6秒間づつ押す。
冷え解消のためにびわ温灸
ぜんそくがおきそうになったら3%の塩水コップ一杯飲む
塩谷式正身調息法の実践
合気道の実践 などです。
ただ食養中もその後もかゆみやぜんそくは続きましたし、当時あせりや不安がなかった訳ではありませんでした。
しかし『かゆみやぜんそくは個人差はありますが身体の中の石油化学合成物質が残っている証しなのであせらず食事を楽しんで下さい』と赤峰さんより常に励ましの暖かい言葉を頂き迷いなく取り組めました。
食養には個人差はありますが多少の時間はかかると思います。やはり誰よりも自分を信じて根気よく続けることなのかなと思います。
あせらずボチボチと続けることが大事なのかなと思います。
あと食べ物も大事 心の持ち方も大事 日々口にする言葉もどれも大事なのかなと私は思います。
なずな流玄米菜食やその他のことを日々続けて1年くらいが経ったころから
体調が次第に回復しお陰さまで今は家族3人元気に暮らしています
人間にとって毎日口にする食べ物がどれだけ大事でありがたいものかを身をもって知ることになりました。
アトピーになったことで今までの自分、考え方、食べ方、暮らし方、生き方
本当にいろんなことを学べたし気付かせて頂き本当に良かったです。今はこの体験から小麦や野菜づくりにチャレンジして“体にやさしく心も癒せるパンをめざして”『天然パン工房楽楽』を開業し、日々天然酵母パンを焼いています。
まだまだこれからの私ですがこのアトピーの貴重な体験を活かし、仕事を通して皆様に喜んで頂けるように無理せず、気負わずやって行きたいと思います
3.楽楽は
自分で小麦や、野菜づくり、顔の見える人から仕入れる。
そして、旬のもの、地のもの、できうる限り自然(天然のもの)な形でパンにして皆様にお届けする。
パン職人の私が言うのはなんですが 日本人なので主食はやはりごはん(玄米)だと思います。
しかし 私もそうだったようにたまにはパンも食べたくなります。(小麦粉)
そんな時パンを食べてはいますが、そのパンに作り手の顔が見えて、旬が食材が入っていて、<もちろん野菜や玄米も食べれるようなそんな“じゃぱん”のような独特なパンが焼ければと思っています。
そのパンで全国の同じ思いをもっている方々とパンを通じてつながって輪が広がっていけばと思っています。
そして皆様が健康で しあわせでありますように・・・。