アラフィフ楽楽妻、いまさら「まんが」にはまる
近所のゲオに行ったら、コミックがあることに、昨年の春ごろに気付きました。
(それまでCDやDVDを借りるところだとしか思っていなかった!)
そしてよしながふみさんの『大奥』を一気読みして、貸コミックの魅力にとりつかれてしまいました。
それから時々ゲオにふらりと寄って、好みのコミックがないかサーチしています(笑)
10巻近く出ているタイトルのものなど、買いそろえるのはけっこうな出費ですし、コミックの10巻なんてその気になれば一日で読んじゃうし。
いきなり買うのはちょっと躊躇します。
その点レンタルは10冊を一週間借りて500円なので気楽。
ガーっと続きを読みたい私には向いています。
レンタルで一週間で読み、どうしても所持したい、私には必要だ、そばに置いて時々読み返したい!と思ったタイトルだけを購入します。
とは言っても近所のゲオはそんなに品揃えがいいとも言えない。
私の食指の動くものはなかなかありません。(少年誌モノはあまり読まないし)
そんな中で今年になって1~5巻を読んでいた森本梢子さんの『高台家の人々』。
5月に6巻が出ていたのですが、いつも貸し出し中でなかなか借りられなかった。
昨日やっと手にできました!
『高台家の人々』
地味なOLの平野木絵はアメリカから赴任してきたクォーターのイケメンエリートの高台光正から食事に誘われる。
光正にはある秘密の能力があり、そのために木絵の隠れた才能!?に気付いたのだ。
なぜ彼女を選んだのかと周囲も、木絵自身も訝しみながらもやがて二人は交際し、婚約、結婚に至ります。
そこまでが1~5巻。
光正および光正の家族の秘密と、木絵の才能によって光正が包み込まれ、癒されていく過程は、
涙なくしては読めない・・・ではなく、笑いころげながらになるのがこのコミックの不思議かつ良いところ!
木絵ちゃんの才能、爆発してます。
6巻は木絵ちゃんと光正の結婚後。
光正の家での同居が始まり、今度は木絵ちゃんの才能が光正の家族をも癒していくことになります。
いや~、おすすめです。
老若男女どなたでも楽しく読めると思います。ぜひぜひ。
http://www.s-manga.net/book/978-4-08-845109-1.html
わたしも、同じぼーっとしてるなら木絵ちゃんみたいにならなきゃな~と思います。
少しネタバレになりますが・・・・・、
高台家は由緒ある大金持ち。
豪邸に住む一家は美男美女揃いで、国際的に活動するような、ハイソサエティ。
すべてに恵まれていてまるで悩みなどないように見えます。
それでも碧眼の美しい3兄妹弟には人には言えない悩みがあり・・・・。
その悩みは、高台家の存続を揺るがすような深いものでしたが、
その悩みを解決し、霧散させるのは、絶世の美女でも、才気煥発の帰国子女でもなく、
なんと世の片隅でひっそりと生きてきた地味~な女の子。
大半の人は彼女について特にとりえもないどこにでもいる普通の、あるいはそれ以下の・・・と心の中で評している。(マウンティングってやつですね。)
どんなに優れて幸せそうな人にも他人からは窺えない悩みや闇がある。
どんなに良いところがなさそうな人にも、見た目ではわからない、本人さえ気づかない美点や能力がある。
それはたった一人のための力かもしれないし、そうでないかもしれないけれど、
天はきっと光正と木絵ちゃんのように必要な人どうしを結びつけるよう配剤していると思わせてくれる。
自分はこのために、この人と会うために存在していたのだと感じられる時まで、
自分を卑下せず、他を恨まず、生きていかなければいけないな~なんて思わせてもらいました。
笑いのうちにほろりとさせられ、なんとなく先に希望をくれる良本です。
『高台家の人々』は映画化もされてるようですが、木絵ちゃんを綾瀬はるかさんが演じてるらしい。
それは、ちょっと綺麗すぎるのでは~(笑)?
綾瀬さん天然と言われているらしいことからのキャスティングか~?
綾瀬さんのピュアな感じが木絵ちゃんに通じるのかもしれませんね。
木絵ちゃんの爆発する才能の部分を、映像でどれだけ表現、再現できるのか、見てみたいような、見たくないような・・・です。
森本梢子さんは仲間由紀恵さんでヒットした「ごくせん」の原作を描いてらしたんですね。
ドラマ見てなかったので『高台家の人々』を読んで初めて知りました。
私はこちらの方が好きかな。
やっぱり歴史ものははずせない・・・・・。
『アシガール』
http://www.s-manga.net/book/978-4-08-846807-5.html
こちらはまだまだ続き中なので新刊の発売が楽しみです。
タイムスリップ物ですが、よくあるのと違うような結末から先に構想ができたそうです。
終わってほしくないけど、どんな結末なのか楽しみですね~。