楽楽で使っている小麦粉について(2016年5月現在)
楽楽で使っている小麦粉については、店舗でも、イベントに行っても、懸命に説明をしているのですが、きっとはっきり覚えていらっしゃる方はそんなにいないでしょう。
パンによって使い分けていて、わかりにくいと思いますので書いてみます。
天然パン工房楽楽で使用している小麦粉は、すべて国産小麦、福岡県産です。
開業当初から、パンの主材料である小麦粉が国産のものであることは第一のこだわりでした。
個人的に外国産小麦に安心できなかったからです。
(一般的な意味でです。オーガニック栽培してきちんと管理された素晴らしいものも中にはあると思います。)
主原料として使用する小麦粉は二種類あります。
一つは楽楽オリジナル小麦『楽楽っ粉・伊都のみのり』です。
こちらは、糸島で、生産者さんに農薬、化学肥料を一切使わずに契約栽培してもらい、
直接取引している、楽楽だけの小麦粉です。
たいていは地域で生産された麦は一か所に集められ、保管され、まとめて製粉されます。
製粉は何トンという単位でないとできなかったからです。
そうなると、慣行栽培のものも、そうでないものもごちゃまぜになってしまいます。
しかし近年小ロットで製粉してくれる製粉会社が出てきて、楽楽の契約栽培してもらっている小麦だけで挽いてもらえるようになりました。
まだまだ生産量が少ないので、楽楽で製造するパンのすべてをカバーすることはできず、
現在、ブラン食パン、ブランパン(3個入り)、楽楽っ粉食パン、旬の野菜パンシリーズ(野菜パン2個入り、野菜食パン)をこの粉で製造しています。
生産者さんと協同で、だんだんと作付面積を増やし、収穫高を増やして、楽楽っ粉使用のパンの種類を増やしていく予定です。
そしていずれはすべてのパンをこの安心、安全なオリジナル小麦粉で焼きます。
楽楽っ粉は製粉ロットがまだ小さいのでどうしても割高になってしまい、パンの価格も少し高めになっていますが、今後ロットを大きくしていく過程で価格も落ち着いていくでしょう。
そのために、消費者の皆様にはぜひ応援をお願いします。
(おいしく楽しく、食べ続けていただく。)
『楽楽っ粉・伊都のみのり』を使用しているパンには目印に 下の画像のようなシールを貼っています。
それ以外のパンは、福岡県産の慣行栽培のミナミノカオリ(品種名)を使用しています。
慣行栽培とはいえ国産小麦ですので、外国産に比べポストハーベストの面などで格段に安心です。